平成18年決算特別委員会−10月10日-04号

◆佐々木浩 委員  私は、危機管理、それから区市町村振興基金、「ざいせい2006」からバランスシートの話題など、お願いします。
 まず、危機管理の問題であります。
 先ほどうちの岩田委員から質問があった、北朝鮮の許しがたい暴挙の件でありますけれども、国際社会の平和、安全を脅かすものでありますが、何よりも我が国の平和と安全を脅かすゆゆしき事態だというふうに思っております。そういう意味で質問をしたんだと思うんですが、その答弁が、区民生活部長から答弁をいただいたということは、私はちょっと信じられないというか、もう少し区長、区長部局、あるいは百歩譲っても、危機管理室長から答弁をいただくのが筋だと思いますが、どなたか。

◎区長 先ほどのご質問は、区としてというお話であったので、内部で一応そういうことを相談しておりますので申し上げましたけれども、さまざまご指摘があるように、今回の核実験については、日本のみならず世界に対しての大変な脅威になった、新しい核の時代が始まったと、こう認識をしておりまして、今後日本としても、それから日米という同盟を強化し、そしてまた一方では、国際社会からもやはり正当な圧力をかけて核の放棄を目指して進んでいくべきだというふうに考えております。
 また、今後は日本のあり方としては、そういった国際的なルールに基づいて正当な手続を踏んだ上で、同盟関係の中でやること、それから国際社会の中でやることをきちっと分けながら、我が国自身のこととしてやはりこの問題は取り上げていかなければならないというふうに考えております。
 区としても、原水禁運動の発祥地でもありますし、また、平和宣言もしておるところでございますので、強力にこの北朝鮮の核実験については抗議をしたいと考えております。

◆佐々木浩 委員  では、少し各論に入ります。
 国民保護計画の件で、この議会でもいろいろな議論がございました。遠い中東の話を持ち出してというような嘲笑的な話もありましたけれども、今日のように ――まあ確かに中東は遠いですよ。でも、今回は非常に近い、現実なんですよね。だから逆に、こういうときこそ、図上訓練とまでは言わないけれども、きちんとしたシミュレーションを描いていかなければいけないというふうに思っておりますが、危機管理室の考え方はいかがでしょう。

◎危機管理対策課長 基本的にはこれから、今計画の策定中でございますので、具体的なマニュアルなどを通しながら詰めていきたいというふうに考えているところでございます。

◆佐々木浩 委員  計画ができる前に何らかの騒動があった場合はどうなりますか。

◎危機管理対策課長 今現在は危機管理対策関係のマニュアルがございますので、危機管理対策本部を立ち上げ、さらには災害対策本部等を活用しながら対応していきたいというふうに考えているところでございます。

◆ 佐々木浩 委員  いたずらに国民、区民をあおるようなことは余りしてはいけないと思いますけれども、皆さん役所の立場、それから議会の我々の立場、どうしても区民の生活の安全を守るという観点に立てば、やはり最悪のところから積み上げていかなければいけません。現在の区が持っているマニュアルで、今想定できる最悪のシミュレーションというのは想定できるんですか。

◎危機管理対策課長 最悪というのはさまざまなパターンがございます。国の方でも、先日来申し上げていますが、8つのパターンを提示してきております。その中でどのようなことがあり得るのかというのは今現在も検討しておりますけれども、そのパターン、パターンによって対応していくということになろうかと思っております。

◆ 佐々木浩 委員  ですから、少なくとも計画は計画としてきちっと立てるにしても、内部的にはその危機的なパターン、少なくとも内部的なマニュアルに関しては、きょうあすというぐらいの気持ちで考えていかなければいけないと思いますが、その辺の心準備はいかがでしょうか。

◎ 危機管理対策課長 個人的なことを申し上げて申しわけございませんが、私もきのう直ちに対応いたしました。ただ、これは今、現在すぐ飛んできているものじゃないので、いわゆる仮称でございますが、危機情報収集体制を組ませていただきました。このような形で迅速な対応をとりたいというふうに考えているところでございます。

◆佐々木浩 委員  飛んできてからでは遅いと思いますよ。

◎危機管理対策課長 ミサイルの場合には、例えば国の場合でいいますと7分というお話を承っております。この場合には、発射から7分というのは、国からの情報をどの程度迅速にこちらがキャッチできるかというところにかかってきているかと思っているところでございます。

◆ 佐々木浩 委員  そうじゃなくて、区がそれを防ぐというのは不可能な話ですから、もしそういう場合があったときの避難誘導とか、あるいは災害に近いんですけれども、どういうふうな形で区民を1人でも犠牲者を出さずに済むかというような、そういうシミュレーションのことですよ。

◎危機管理対策課長 基本的には災害対策本部という組織が今ございます。それに基づいた形で対応しようというふうに考えているところでございます。

◆佐々木浩 委員  まあ早急にやってくださいと今のところは言っておきましょう。
 それでは、別のところに入りますけれども、東京都区市町村振興基金というのがあります。これは宝くじが原資で、今オータムジャンボ宝くじというのをやっています。これは区の直接の資金ではありませんけれども、23区というか、市町村も入ってやっています。ここからいろいろな融資も受けられるんですよね。かつては消費センターの建設とかで融資を受けておりましたが、17年度に関しては、ここからの融資というのは受けてないんですか。

◎財政課長 融資は受けてございません。

◆ 佐々木浩 委員  これは区政会館等で大分資金を使ったというふうに言われておるんですけれども、全然違う委員会で質問したところ、今でも650億円ぐらい残金があるんですよね、すごい金額が。ところが、どうも質疑の中で、23区分と市町村分とをちょっと分けて考えなきゃいけないと、こういうことなんですが、その辺詳しく。

◎総務課長 宝くじの関係は、サマージャンボにつきましては基金として積み立てて、さまざまな施設、例えば今回の自治会館だとか研修所等の建設に使う。それから、オータムジャンボにつきましては、全額の2分の1が均等割、それから2分の1が人口割で各市町村に交付される、そんなような状況でございます。先ほどおっしゃっていましたが、平成17年度末の基金が654 億という状況でございます。

◆佐々木浩 委員  オータムジャンボの交付金が均等割50で人口割50、これは23区とあと市町村があって、これ、純粋に人口割をしてくれるんならまだいいんですけれども、最初に50%均等割をするんですか。だから、市町村だって小さなところから大きなところまでありますけれども、こういうところでも、多分杉並区は割を食っているんだと思うんですけれども、その辺の考え方とか議論とかというのは何かあったんですか。

◎総務課長 昨年度で16億8,000万弱がオータムジャンボで交付されたわけですけれども、確かに市町村の人口割部分と均等割部分がありますが、小さな町村ですと、逆にほとんど交付できないというようなことで、こういった制度がとられたんだというふうに考えてございます。

◆佐々木浩 委員  それで、ここからの融資はたまに受けるんですけれども、どうも財政上、この貸付融資というのが地方債とかというような起債として扱っているように聞いているんですけれども、それはそれでいいんですか。

◎財政課長 長期の貸し付けにつきましては、地方債の資金として貸し付けを行っているというふうに聞いてございます。

◆佐々木浩 委員  厳密に言うと、それもどうかなと思うんですね。
 財政の方に入りますけれども、地方債の方もシンジケート団が消滅をしたりとか、あるいは自治体がみんな横並びでお金を借りるという時代が終わりまして、破綻する自治体も出てきましたので、非常に自治体の格付なんかも出てきました。資金調達というのは自治体の財政力をきちっと出さなきゃいけないという、そういう意味で、今回のこの財政のもの、これも本当は地方債で扱っていいのかどうかという細かいこともありますけれども、あと、杉並区も大変先進的に始めたんですけれども、バランスシートをつくられているということであります。これも、国やあるいは東京都も会計制度をいろいろ変えてきておりますけれども、杉並区が今までやってきたことは、自治体としては先進的だったんですが、国とかそういうものから見ると改良すべきところがいっぱいあると思うんですが、何か考えていますか。

◎財政課長 財政白書は年々内容を充実して、よりわかりやすくということで工夫してまいりました。現在国の方では、総務大臣の私的な懇談会で一定の複式簿記の導入といいますか、官庁会計の導入ということで考え方が示されまして、現在それに基づいて実証実験といいますか、2つの自治体で行っているというふうに聞いてございますので、そうした経過などをよく注視しながら考えていきたいというふうに思ってございます。

◆佐々木浩 委員  投資家ならずとも、区民に正しい財政状況を把握していただくというためには非常に大事なことであります。区のバランスシートを見ますと、例えば収入済み額をそのままバランスシート上に載っけているような感じがあります。国の方では、不納欠損額のいろいろな計算式を使いまして、正確に出そうというような動きもあるようでありますし、そういう自治体もございます。そういう中でしっかりやっていただくこと。
 それから、ほかの委員も言いましたけれども、一部事務組合とか、あるいは今言ったような宝くじ、こういったところも資産だとかあるいは負債にきちっと盛り込む。今、連結決算というのをどんどんやっておりますけれども、そういう見えない部分のものを、今の段階ではなかなか難しいかもしれませんが、将来にわたってどんどんどんどんそういうことを進めていくことが健全な情報開示につながるというふうに思いますので、ぜひとも引き続き研究というか、積極的に検討していただきたい。
 最後は質問で。

◎政策経営部長 さまざまな課題といいますか、総務省もその研究をしています。また、ほかの提案ということがございますので、そこら辺は機敏に情報をキャッチして精査を進めていきたいというふうに思っております。