平成17年 6月14日総務財政委員会−06月14日-01号

◆佐々木浩 委員  何点か質問させていただきます。
 まず、行政情報化の整備のところで、ご説明の中では、ファイルサーバーの機器の交換ということがございました。1億幾らの金額で、大きい金額ですけれども、当初いろいろ私もこの情報システムに関しては追いかけていましたけれども、今回このような大がかりな交換があるというふうには思ってなかったんですが、その辺の、追加してこういう大きなことをやらなきゃいけないという、まずその経緯をもうちょっと詳しく教えていただけますか。

◎情報システム課長 今回の補正の経緯でございますけれども、当初、予算を見積もった段階では、今年度いっぱいファイルサーバーの容量はもつだろうという予測をしていたんですけれども、昨年 12月から本年4月までの記憶容量の増加が予想以上ございまして、サーバーごとに容量を割り当ててございますので、あるサーバーではことしの12月ごろには容量をオーバーしてしまうというおそれが出てきましたので、今回補正予算でお願いをしたものでございます。

◆ 佐々木浩 委員  今後、例えば大がかりな財務会計システムとか、これからもいろいろなシステムというものを構築していくわけでありますけれども、そういう中でできるだけ、予想を立てにくいところもあるんですけれども、きちっとした予定を立てて、それに基づいてやっていただきたいということと、それから、この1億円にしても、きょうの読売新聞にもそんなことが書いてありましたけれども、システム関係というのは、相当のプロフェッショナルじゃないと適正金額というのがなかなかわかりづらいということで、国なんかも調べてみたら、3分の1とか3分の2が削減できるんじゃないかという外部の評価があったみたいですよね。
 そういう意味で、私が接している限りは、杉並区の職員の皆さんは非常に優秀な方が多いので、その辺の世間事情もよくわかっていると思うんですが、日進月歩の世界なものですから、ともすれば業者の言いなりになっちゃって、このぐらいの金額かななんていうことになりがちな分野ですから、その辺の注意というのをどの程度まで配っていたのか、その辺を教えてください。

◎情報システム課長 情報システムの、財務会計システムですとかそういうシステム開発については、昨年度も構築を予定して、それがなかなか構築まで至らず、今年度また構築について検討を進めているという状況になっておりまして、これについてはできるだけ早く構築を進めていきたい、努力していきたいと思っております。
 また、システムのいわゆる構築関係の経費もしくはスキルの技術的な問題につきましても、今後構築していく上では、業者にこちらからこういうシステムをつくってほしいという要件を提示して、プロポーザル等で選定をしていく。その選定の中に、我々職員以上にスキルを持った外部の専門家を入れて、選定に当たっていきたいと考えております。

◆佐々木浩 委員  それでは別の方ですけれども、危機管理体制の強化で、9月以降、小学校の民間警備を導入するということでありました。これもマスコミ報道でいろいろありましたけれども、例えば、今までは職員の皆さんにご協力をいただいてうまくやりくりをしていったんだと思うんですね。それは人的にも労力も大変でしょうし、場合によっては残業代みたいな、ふだんかからないような費用も今までかかっていたのではないかなというふうに推測をされるんですが、その金額というのは明確にできますでしょうか。

◎学校運営課長 ただいまのご質問ですけれども、学校職員にはさまざまな職種がございまして、教員を初め用務職、また警備職、それぞれの職種がそれぞれ時間をやりくりして、朝7時半から夕方4時まで順番に1カ所、校門は基本的には数カ所あるんですけれども、小学校につきましては1カ所のみを解錠して、あとは全部施錠してしまうということで、その校門を見張っていただくということで順番に立っていただいておりますので、特に超勤等の経費負担は発生してございません。

◆佐々木浩 委員  なるほど。ほかの自治体では超勤だとかそういうことで多大な費用がかかっているなんという報道もありましたので、杉並区はそういうことがないということで安心いたしました。
 次に、文化財の調査保護ということで、これも新聞にでかでかと載りまして、個人名が出ていますけれども、個人からの寄附ということで、私もこの間初めて現場を見ましたけれども、すごいところだなと。こういうところを寄附されるということはすばらしいことだなと思うんですが、個人とかあるいは法人とかが区に土地だとか家だとかを寄贈する際の基準というのは何かあるのかなと。これまで何件かありましたけれども、非常に文化的な価値が高いものとか、あるいは使い勝手のいい土地だとか、そういうものは我々の耳に入ってくるんですけれども、例えば本当に個人が小さな敷地を寄附したいとか、そういう申し出があったときに、要するに来たもの拒まずというスタンスなのか、それなりに管理費がかかりますので、これは勘弁してくださいよということもあり得るのか、その辺の何か基準を持っていらっしゃったら教えてください。

◎総務課長 寄附を受領するに当たりましての特別な基準はございませんが、いわゆる寄附地が有効に活用できるところだとか、さまざまな条件がついているとか、その個々に応じまして検討して、受けるかどうかということを判断しているという状況でございまして、特別な基準を持っているわけではございません。

◆佐々木浩 委員  議案41号についてるる質問を申し上げ、他の委員の質問も聞いてまいりましたけれども、私としては適正だと判断しますので、賛成をいたします。


◆佐々木浩 委員  何点かお伺いをします。
 本区は、入札に関しましては非常に先進的であって、むしろ透明度をどんどん高めていくというところで先進的だと思うんですけれども、その後考えなきゃいけないのは、今度は品質の問題。競争が激化すれば、必ずそういう局面にぶち当たるんですが、そういった品質を確保するという面で、今回の陳情はなるほどというふうに考えさせられる部分があるんですが、現状、例えば区が発注をして、そして元請と契約をするわけでありますけれども、それから2次、3次、孫請とかいうふうになるんですが、我々の議会でも、たびたび下請とか孫請の労働条件についてということをおっしゃる方もいらっしゃって、議論になりますけれども、民民の仕事ということであって、なかなか介入ができないというか、指導できないというのが現状だと思いますね。元請に対してはある程度の指導はしていると思うんですが、まず、元請さんとの契約の中で、今までどういうふうな指導というんですか、指導までいくかどうかわかりませんが、どのようなことをやってきたかということをお示しいただきたい。

◎ 経理課長 元請に対する指導と、それから契約の品質の管理ということですけれども、工事の契約条項の中にも、元請に対しては、一括して第三者に委任してはいけない、そういうことを盛り込んでおりますし、それから、必要に応じて区は元請業者に下請人の商号ですとか名称とかを聞いて、何か問題があれば指導できるような体制にはなっております。

◆佐々木浩 委員  見積もりを出していただく際に、今陳情者からもお話がありましたが、設計労務単価というのがあって、そういうものが適正にやられているかどうかなんていうチェックも、一応元請に対して区ができるようなことになりますか。

◎ 営繕課長 先ほどから出ている公共工事の設計単価でございますが、これはあくまでも公共工事の積算をするために、適正価格をはじくために出している価格でございまして、その運用の中の注意事項にも、これは下請の労働賃金を拘束するものではないとはっきり書いてございますので、別のものと考えてございます。

◆佐々木浩 委員  1つ戻りまして、実際に下請とか孫請さんのようなところから、区の発注された工事に関して、今まで元請がなかなかやってくれないとかいうような苦情を受けて指導したということは、前例はありますか。

◎営繕課長 時世柄、例えば下請が倒産したとか、そういうようなことはございますが、現場での動きに関しては、監督員の方で、元請に必要な検査及び監督の中で指示しているところでございます。

◆ 佐々木浩 委員  区は現状でもやれることはやっているんだなというふうに理解はしているんですけれども、まだ、申し上げたように民民のこととかありますから、なかなか指導し切れない部分も、確かに難しいところもあると思うんですが、陳情が出されたような、例えば国において公契約法、こういったものが制定をされると、今までの区のやり方と制定後のやり方では少し何か変わりますか。

◎経理課長 どういう法律になるかということですけれども、労働者の賃金の確保ということになりましたら、区の方でもその法令を遵守した対応をとらなくてはなりませんので、積算の方法などについても変化が生じるかと存じます。

◆佐々木浩 委員  私も、この陳情の趣旨に関しては、一、二、両方ありますけれども、2つとも賛成をいたします。
 本来ならば、やはり民間の仕事でありますから、行政が余り深く介入するべきではありません。競争の中で適正な価格を決めていくのが日本の姿でありますから、本来そうであるべきでありますけれども、しかしながら、その適正という基準が我々にはなかなか見えにくくて、本当の適正をどんどんどんどん下回って、労働者に対してそういうふうになってしまえば、今度は我々の根幹である品質の確保ということが脅かされることになりますので、その辺の歯止めをかけるためにも、こういった試みも1つのやり方かなというふうにも考えておりますので、この陳情の趣旨、まだ区でやれることはまたやっていただきたいんですけれども、やはりこういうのは国の方で決めて、それから区でそれをどうするかということを考えた方がスムーズにいくだろうということもございますので、賛成の意見といたします。