平成17年予算特別委員会−03月15日-09号

◆佐々木浩 委員  もう1人控えていますので、師範塾について、1点お伺いをいたします。
 師範塾に関しましては代表質問でも申し上げましたけれども、先ほど午前中のある委員の質問で、教員は、生徒が今どんどん減っているからどうなんだという話がありましたけれども、それが教員の減につながらないというご答弁がありました。
 でも、基本的に、三位一体の考え方というのは、教員がどんどんどんどん減っていくから、負担がないから地方でもいいよというそういう原則が、何かそう言われちゃうと崩れちゃうんですよね。そうはいっても、一般の区の職員と同じように、教員も団塊の世代が大量退職する時期だと思うんですが、その辺の考えはどうでしょうか。

◎指導室長 団塊の世代が退職を迎える年になりますと、学校のみならず、社会全体で現役の方が多く抜けていくということになろうかと思います。東京都教育委員会の方は、そのあたりをある程度見据えて、現在、計画配置をするための採用計画を持っていると伺っております。

◆ 佐々木浩 委員  師範塾の卒業生は、採用は都の教員に準ずるというような考え方を持っているようですけれども、そもそも教員の給与は人材確保法でほかの公務員と比べて高い。相当年収の格差があったり、退職金、年金相当違いますよね。それから、今大阪市でいろいろ問題になっておりますけれども、さまざまな手当が相当ついていると思うんですね、一般の職員の皆さんから比べて。その辺の内容はいかがですか。

◎学校運営課長 教職員につきましては、一般の事務職員と給与体系が異なりまして、義務教育等教員特別手当でありますとか教職調整額といったものが特別に加算されてございます。

◆佐々木浩 委員  給与が高いということを言ったんだけれども。

◎学校運営課長 通常の事務職員に比べまして、今、特別の手当がございます。あと、教職調整額というものがございまして、1年目の教員ですと、およそ9万5,000円ほどプラスになってございます。

◆ 佐々木浩 委員  例えば調整額とか特別手当というのは、何もしなくても月の3%とか4%加算されるわけですよね。大阪市でもそんなことをよく言われていましたけれども。だから、収入は一般の職員の皆さんから比べたら相当高くなると思うんですね。そういうものに合わせようとすると、清掃職員のときと同じように、また随分差が出て、しっちゃかめっちゃかになると思うんですよ。その辺、まだ時間がありますけれども、どういうふうに考えていくのか。

◎学校運営課長 もちろん、師範塾からの採用の給与につきましては今検討中でございますけれども、23区の人事委員会の見解では、同一職種同一処遇ということで、都の給与に準じた金額が通常は求められるという見解でございます。