平成15年 7月23日区民生活委員会−07月23日-01号

◆佐々木浩 委員  まず、安全パトロールについてであります。
 先ほど他の委員から、何か犯罪現場に遭遇した場合は、ただ警察に通報するというだけになっていると思うんですが、ケース・バイ・ケースなんですけれども、まさに今空き巣が入っているとかそういう状況になったときに、電話をするだけというのはどうかなと。刑法上も、多分民間人でも、現行犯であれば逮捕権がございますよね。だから、場合によっては、そういった逮捕というようなケースも出てくるのではないかなと想定をされますが、いかがですか。

◎区民生活部管理課長 まさに、現場といいますか、その場で起こっている部分につきましては、まさに今委員がご指摘のとおりで、入って捕まえるということはできるというふうに思っております。

◆ 佐々木浩 委員  そういうケースも全然ないわけじゃないということなんですが、そうなりますと、やはりパトロール隊でありますので、通常の民間から比べれば、そういうリスクを負うわけですよね。例えば格闘になったりとか、今民間のいろいろなパトロール隊、ガーディアンズとか出ていますけれども、例えば警棒を持っていたりとか、そういうことも携帯が許されておりますけれども、基本的には丸腰なんですよね。
 そういうリスクを負う場合に、例えば専門非常勤職員の方は準公務員扱いになると思いますけれども、それ以外の方が同乗していた場合、そういうケースに遭遇をし、場合によってはけがをしたというようなケースは、どのようなフォロー、保険も含めてされるのか。

◎区民生活部管理課長 基本的には私どもとしては、従事する業務の職員につきましては、防犯意識の向上だとか犯罪防止のための意欲を持っている方、それから、1人につきましては、訓練を受けた正社員の方を必ず1人乗せていただくというのを基本原則にしてございます。
 事故等の発生につきましては、何といいますか、本業務中に杉並区または第三者に害を及ぼした場合だとか、杉並区または第三者に責めがある場合を除いて、その賠償の責めを負うものとなってございますので、基本的には、事業者といいますか請負業者がその責任を負っていただくことにはなりますけれども、それが業者以外、業者の責めに負えないような場合は、区が責任を負う場合もあろうかと思います。

◆佐々木浩 委員  指導車ですけれども、これは区の車として認定をしていくわけですか。

◎区民生活部管理課長 これは事業者の方に用意していただくということが原則でございます。

◆佐々木浩 委員  例えば、この車で、犯罪とかは全く関係なしに事故が起きちゃった、あるいは他人やあるいは物を壊してしまったという場合の過失責任というのは、区と事業者とどういうふうな役割分担になりますか。

◎区民生活部管理課長 巡回中に起きました事故については、委託業者に責任を負っていただくというのが基本的な契約の内容でございます。

◆佐々木浩 委員  わかりました。
 それから、別の視点でありますけれども、1番の(4)で、学校調理職員が応援をするということでありまして、これを見て私、非常に画期的だなというふうに思ったんですね。学校調理職員というのは、基本的に教育委員会の管轄になると思うんですけれども、その教育委員会の管轄の方が、区民生活部管理課あるいは危機管理室、こういった仕事の支援をこういうふうにやるということは、私は、学校調理職員以外も、現業職やら、それからいろいろな部署の方がいろいろなところをお手伝いできればというようなことをずっと主張しておりましたけれども、なかなかハードルが高かったですよね。きょう見たら、ああ、こういうこともできるんだなということで非常に画期的だなと思いましたけれども、その辺の経過についてちょっと、よろしくお願いします。

◎ 区民生活部管理課長 詳しくは存じ上げませんけれども、学校が夏休みに入る、一定の期間でございますけれども、男性の調理職員の方々でございますが、職員の応援体制に関する取扱要綱に基づきまして、パトロール業務に応援といいますか、協力をいただくというふうに組合に提示いたしまして、組合との合意に至りましたので、1日から22日までの期間でございますが、大体全体で95名ほどでございますが、中学校区を中心に、巡回とパトロールをしていただくという組合合意が成りまして、今回こういう形で協力をお願いするということでございます。

◆ 佐々木浩 委員  あくまでも、では、夏休み期間中のということで理解していいんですよね。今後、確かに職員の、よく言ってしまえば、忙しい部署に暇なところから時期的に応援を出すということは、今でも年中やっていると思いますけれども、意外とその幅といいますか、非常に狭かったですよね。こうやってばあんと出てくると、今後そういうことが活発化をしていくのかなというような、そういう印象を受けるんです。これはまた、管理課の方で答えることではないんですけれども、管理課で答えられる範囲があれば、その辺も、印象などもお聞かせいただければありがたいと思います。

◎ 区民生活部管理課長 私ども、部としてレジ袋の削減推進の運動もやってございまして、今、職員の応援体制の取扱要綱というのも各職場の皆さんにもお願いしているところでございますので、こういった緊急的な仕事あるいは応急的な要素が求められるような仕事については、取扱要綱を少し弾力的に運用して、応援を求めていく必要があろうかなというふうに思っております。

◆佐々木浩 委員  次に、住基のことについてでありますが、今、各委員からいろいろご質問があって、その答弁も聞いていまして、区と東京都とそれから国の間でいろいろな交渉事が進んでいると思いますけれども、第2次稼働が本格化をしまして、そうなりますと、今のままずるずるずるずる行けば、いつまでたってもつながらないということになるんですね。それはそれで1つやり方かなと思いますけれども。
 しかしながら、接続を希望している方にとってみれば、逆に言うならば、どうしてなんだということで、場合によっては、非常に少額になると思いますけれども、訴訟になる可能性がありますよね。この場合、杉並区としては、法的に前例のある横浜方式ということを提示し、それを東京都と国の方で協議をして受けていただけるかどうかという、今ボールは、どちらかというと東京都の方に投げられた状態ですよね。そういう中で、杉並区としてはとりあえずやることはやっているんだと。だけれども、なかなか東京都がオーケー出してくれないというような状況というふうになるんですが、仮にそういうふうに訴えられたりした場合、どっちの責任なのというところが、区としてはやっているんだけれども、都と国の方でなかなか出してくれないというような、そういう言い回しになるのか、それとも、都や区をしっかりと説得できない杉並区の責任が大きいのか、どういうふうになるんですかね。

◎区民生活部管理課長 訴訟になった場合の問題でございますけれども、区としては、横浜方式というのは国が認めた方式であるということで、それを区として採用するということ、それをなかなか認めないという点につきましては、区の主張を明確にしてまいりたいというふうに、むしろそういう訴訟を通して区の正当性といいますか、主張をしていきたいというふうに考えております。

◆佐々木浩 委員  わかりました。
 では、続いて平和都市宣言につきまして、先ほど、これもまたほかの委員から出ましたけれども、昔の戦争だけじゃなくて今の戦争のこともという話も出ましたよね。でも、この趣旨は、例えば広島、長崎にしろ第2次世界大戦にしろ、我が国が戦場になったということの中で、それをきちっと知っていただきたいという趣旨があるんだと思うんですね。
 それはそれで、なるほどそのとおりだというふうに私は思うんですけれども、ただ、50年以上たった過去のもの、これをしっかりとお伝えるすることも大事なんですけれども、もっと大事なことは、過去のこともそうでありますけれども、現在目の前にある危機、例えば北朝鮮の問題ですよね。これは我が国も関係する、拉致の問題だとか、あるいは原爆をつくっているかどうかなんてやっているわけでありますから、なぜこの平和都市宣言のイベントの中にそういったテーマが出てこないのかなというふうに不思議になっちゃうんですね。いかがでしょう。

◎ 男女共同参画推進担当課長 北朝鮮の問題は新聞報道等で昨年から、昨年に限らないんですが、よく報道されるところでございますが、今、アメリカ、韓国含めて、日本が、国連の場をかりて、国の政府の方が対応しているところでございますので、その推移を見守っているというところでございます。

◆ 佐々木浩 委員  それらに対して杉並区がどういう意思を持っているかとか、そういうようなことはまだ言うべきではないというふうに思いますけれども、しかしながら、その経過というか、まとめというものをきちっと区民に示す。それは賛成だとか反対だとかどうのこうのじゃなくて、そういうことが大事であって、過去の危険に対して、そういうことを伝えることも大事ですけれども、まさに目の前にあることに対して、杉並区として何も取り上げないというのは、それがちょっと私は不思議なんですね。どうですか。

◎男女共同参画推進担当課長 そのものに対する見解等につきましては、今委員の言われたようなことだと思うんですが、全く取り上げないではなくて、先ほども言いましたけれども、原爆展の中の年表の中には、そういう北朝鮮の脱退の問題だとか、1つの記事として載せる予定でございます。

◆ 佐々木浩 委員  むしろコンサートよりも、そういうディスカッションをやってみたりとか、拉致家族の方を呼んできたりとか、結論云々じゃないですよ、問題提起としてそういったことをいろいろやってみるというのが、平和都市宣言をしたものとしての1つの考え方だというふうに思うんですね。ですから、内容が古くさいと言われれば古くさいんだけれども、まさに今の危機なんですよ。だから、それに対してやはり区民のいろいろな声、いろいろな視点の声があると思いますよ。そういうものを拾っていくという姿勢、これがやはり自治体に必要ではないですか。

◎ 男女共同参画推進担当課長 委員のおっしゃることも、非常に私どもにとっては貴重なご意見だと思います。ただ、昨年の平和のつどいのアンケートの中にも、過去のことではあるんですが、やはり戦争体験というものを風化させてはいけないんだというご意見もございますし、現在の戦争が、どうしても、テレビとかそういうもので見られることによって、どうもゲームだとか非現実的なもののような印象を受けるというのもございますので、過去の戦争の悲惨さを訴えることによって、現在の戦争に対する、何というんですか、恐れといいますか、そういうものを改めて認識していただくということで、こういう構成にしているわけでございます。

◆佐々木浩 委員  別に過去の、これをやめろと言ったわけじゃないですよ。現在、過去、未来、この3つについて、平和について考えるという視点であれば、現在と未来についてのその視点は外せないんじゃないですかということですよ。

◎ 区民生活部長 ご指摘の点、私ども大変悩ましいところでございます。北朝鮮の問題につきましては、もうかなり事実関係が明確になりまして、それに対する評価も、ほぼ国民的な合意の中でできているというふうに言ってよろしいかと思いますけれども、なかなか、こういう問題は政治的ないろいろな要素もあるものも多くございまして、そうしたものに、ご指摘のようないろいろな立場の方を例えばお呼びして討論をしようとか、そういう客観的な形で提示するということは、1つの方法として、そうしたことも含めてこれからいろいろ考えなければいけないなと思いながら、今聞かせていただいていたところでございますが、また同時に、なかなか積極的に区としての主張というものを打って出しにくいというような側面も間々ある部分もございます。
 私どもとしては、従来は、平和都市宣言が「核兵器のなくなることを願い、平和都市を宣言する。」ということでうたっておりますので、核兵器というような問題を中心にしてアピールをしてきたところでございますが、先ほど来申し上げましたように、ご指摘の過去、現在、未来というようなことも見通しながら、いろいろな議論を進める中で、区民の皆さんみんなが平和についてより深く現在の問題として考える状況をどうつくっていくか、これから十分に研究をしていきたいなというふうに思っております。

◆佐々木浩 委員  まさに自分の隣の部屋で今核兵器がつくられるかつくられないかという、そういう課題ですよね。今おっしゃられたように、核兵器というようなことが今回の平和都市宣言の大きなテーマでもありますから、できるだけ客観性を持たせるにはどうしたらいいかというのは悩ましいところだと思いますが、しかしながら、ただ触れない、年表に書いてあるだけだよというような程度の認識では、今わかっている事実だけをきちっと述べ、そして、いろいろな方々を呼んで話をするとかそういう程度のことを逃げて、それで区の危機管理がどうのこうのなんて言ったってだめじゃないですかね。危機管理室の問題ですけれどもね。
 だから、そういうタイムリーな話題って、さっき出ましたけれども、イラクがどうのこうのというよりも、むしろそちらの方のきちっとしたタイムリーなことについて、杉並区の姿勢がどうのこうのという話じゃないですよ、どういうことになっているのか、区民の声はどうなんだろう、そういうふうな気持ちでイベントを開かないと、イベント自体が風化をしつつあるわけでありますから、むしろ、コンサートはコンサートでやってもいいですよ。だけれども、それプラスアルファとして、そういうことをやるということの姿勢が必要なんではないかなということです。

◎区民生活部長 繰り返しになりますけれども、ご指摘の趣旨は本当によくわかります。もっとリアルに現在の状況というのを区民の皆さん方が知り、考え、その中で、それぞれご自分の行動を選択できるような状況をつくっていく、そういった問題提起を進めていくということは大変必要なことだと存じますので、今後とも、どういう形で呼びかけていけるのか、いろいろ研究、検討してまいりたいなというふうに考えております。


◆佐々木浩 委員  まず、安全パトロールについてであります。
 先ほど他の委員から、何か犯罪現場に遭遇した場合は、ただ警察に通報するというだけになっていると思うんですが、ケース・バイ・ケースなんですけれども、まさに今空き巣が入っているとかそういう状況になったときに、電話をするだけというのはどうかなと。刑法上も、多分民間人でも、現行犯であれば逮捕権がございますよね。だから、場合によっては、そういった逮捕というようなケースも出てくるのではないかなと想定をされますが、いかがですか。

◎区民生活部管理課長 まさに、現場といいますか、その場で起こっている部分につきましては、まさに今委員がご指摘のとおりで、入って捕まえるということはできるというふうに思っております。

◆ 佐々木浩 委員  そういうケースも全然ないわけじゃないということなんですが、そうなりますと、やはりパトロール隊でありますので、通常の民間から比べれば、そういうリスクを負うわけですよね。例えば格闘になったりとか、今民間のいろいろなパトロール隊、ガーディアンズとか出ていますけれども、例えば警棒を持っていたりとか、そういうことも携帯が許されておりますけれども、基本的には丸腰なんですよね。
 そういうリスクを負う場合に、例えば専門非常勤職員の方は準公務員扱いになると思いますけれども、それ以外の方が同乗していた場合、そういうケースに遭遇をし、場合によってはけがをしたというようなケースは、どのようなフォロー、保険も含めてされるのか。

◎区民生活部管理課長 基本的には私どもとしては、従事する業務の職員につきましては、防犯意識の向上だとか犯罪防止のための意欲を持っている方、それから、1人につきましては、訓練を受けた正社員の方を必ず1人乗せていただくというのを基本原則にしてございます。
 事故等の発生につきましては、何といいますか、本業務中に杉並区または第三者に害を及ぼした場合だとか、杉並区または第三者に責めがある場合を除いて、その賠償の責めを負うものとなってございますので、基本的には、事業者といいますか請負業者がその責任を負っていただくことにはなりますけれども、それが業者以外、業者の責めに負えないような場合は、区が責任を負う場合もあろうかと思います。

◆佐々木浩 委員  指導車ですけれども、これは区の車として認定をしていくわけですか。

◎区民生活部管理課長 これは事業者の方に用意していただくということが原則でございます。

◆佐々木浩 委員  例えば、この車で、犯罪とかは全く関係なしに事故が起きちゃった、あるいは他人やあるいは物を壊してしまったという場合の過失責任というのは、区と事業者とどういうふうな役割分担になりますか。

◎区民生活部管理課長 巡回中に起きました事故については、委託業者に責任を負っていただくというのが基本的な契約の内容でございます。

◆佐々木浩 委員  わかりました。
 それから、別の視点でありますけれども、1番の(4)で、学校調理職員が応援をするということでありまして、これを見て私、非常に画期的だなというふうに思ったんですね。学校調理職員というのは、基本的に教育委員会の管轄になると思うんですけれども、その教育委員会の管轄の方が、区民生活部管理課あるいは危機管理室、こういった仕事の支援をこういうふうにやるということは、私は、学校調理職員以外も、現業職やら、それからいろいろな部署の方がいろいろなところをお手伝いできればというようなことをずっと主張しておりましたけれども、なかなかハードルが高かったですよね。きょう見たら、ああ、こういうこともできるんだなということで非常に画期的だなと思いましたけれども、その辺の経過についてちょっと、よろしくお願いします。

◎ 区民生活部管理課長 詳しくは存じ上げませんけれども、学校が夏休みに入る、一定の期間でございますけれども、男性の調理職員の方々でございますが、職員の応援体制に関する取扱要綱に基づきまして、パトロール業務に応援といいますか、協力をいただくというふうに組合に提示いたしまして、組合との合意に至りましたので、1日から22日までの期間でございますが、大体全体で95名ほどでございますが、中学校区を中心に、巡回とパトロールをしていただくという組合合意が成りまして、今回こういう形で協力をお願いするということでございます。

◆ 佐々木浩 委員  あくまでも、では、夏休み期間中のということで理解していいんですよね。今後、確かに職員の、よく言ってしまえば、忙しい部署に暇なところから時期的に応援を出すということは、今でも年中やっていると思いますけれども、意外とその幅といいますか、非常に狭かったですよね。こうやってばあんと出てくると、今後そういうことが活発化をしていくのかなというような、そういう印象を受けるんです。これはまた、管理課の方で答えることではないんですけれども、管理課で答えられる範囲があれば、その辺も、印象などもお聞かせいただければありがたいと思います。

◎ 区民生活部管理課長 私ども、部としてレジ袋の削減推進の運動もやってございまして、今、職員の応援体制の取扱要綱というのも各職場の皆さんにもお願いしているところでございますので、こういった緊急的な仕事あるいは応急的な要素が求められるような仕事については、取扱要綱を少し弾力的に運用して、応援を求めていく必要があろうかなというふうに思っております。

◆佐々木浩 委員  次に、住基のことについてでありますが、今、各委員からいろいろご質問があって、その答弁も聞いていまして、区と東京都とそれから国の間でいろいろな交渉事が進んでいると思いますけれども、第2次稼働が本格化をしまして、そうなりますと、今のままずるずるずるずる行けば、いつまでたってもつながらないということになるんですね。それはそれで1つやり方かなと思いますけれども。
 しかしながら、接続を希望している方にとってみれば、逆に言うならば、どうしてなんだということで、場合によっては、非常に少額になると思いますけれども、訴訟になる可能性がありますよね。この場合、杉並区としては、法的に前例のある横浜方式ということを提示し、それを東京都と国の方で協議をして受けていただけるかどうかという、今ボールは、どちらかというと東京都の方に投げられた状態ですよね。そういう中で、杉並区としてはとりあえずやることはやっているんだと。だけれども、なかなか東京都がオーケー出してくれないというような状況というふうになるんですが、仮にそういうふうに訴えられたりした場合、どっちの責任なのというところが、区としてはやっているんだけれども、都と国の方でなかなか出してくれないというような、そういう言い回しになるのか、それとも、都や区をしっかりと説得できない杉並区の責任が大きいのか、どういうふうになるんですかね。

◎区民生活部管理課長 訴訟になった場合の問題でございますけれども、区としては、横浜方式というのは国が認めた方式であるということで、それを区として採用するということ、それをなかなか認めないという点につきましては、区の主張を明確にしてまいりたいというふうに、むしろそういう訴訟を通して区の正当性といいますか、主張をしていきたいというふうに考えております。

◆佐々木浩 委員  わかりました。
 では、続いて平和都市宣言につきまして、先ほど、これもまたほかの委員から出ましたけれども、昔の戦争だけじゃなくて今の戦争のこともという話も出ましたよね。でも、この趣旨は、例えば広島、長崎にしろ第2次世界大戦にしろ、我が国が戦場になったということの中で、それをきちっと知っていただきたいという趣旨があるんだと思うんですね。
 それはそれで、なるほどそのとおりだというふうに私は思うんですけれども、ただ、50年以上たった過去のもの、これをしっかりとお伝えるすることも大事なんですけれども、もっと大事なことは、過去のこともそうでありますけれども、現在目の前にある危機、例えば北朝鮮の問題ですよね。これは我が国も関係する、拉致の問題だとか、あるいは原爆をつくっているかどうかなんてやっているわけでありますから、なぜこの平和都市宣言のイベントの中にそういったテーマが出てこないのかなというふうに不思議になっちゃうんですね。いかがでしょう。

◎ 男女共同参画推進担当課長 北朝鮮の問題は新聞報道等で昨年から、昨年に限らないんですが、よく報道されるところでございますが、今、アメリカ、韓国含めて、日本が、国連の場をかりて、国の政府の方が対応しているところでございますので、その推移を見守っているというところでございます。

◆ 佐々木浩 委員  それらに対して杉並区がどういう意思を持っているかとか、そういうようなことはまだ言うべきではないというふうに思いますけれども、しかしながら、その経過というか、まとめというものをきちっと区民に示す。それは賛成だとか反対だとかどうのこうのじゃなくて、そういうことが大事であって、過去の危険に対して、そういうことを伝えることも大事ですけれども、まさに目の前にあることに対して、杉並区として何も取り上げないというのは、それがちょっと私は不思議なんですね。どうですか。

◎男女共同参画推進担当課長 そのものに対する見解等につきましては、今委員の言われたようなことだと思うんですが、全く取り上げないではなくて、先ほども言いましたけれども、原爆展の中の年表の中には、そういう北朝鮮の脱退の問題だとか、1つの記事として載せる予定でございます。

◆ 佐々木浩 委員  むしろコンサートよりも、そういうディスカッションをやってみたりとか、拉致家族の方を呼んできたりとか、結論云々じゃないですよ、問題提起としてそういったことをいろいろやってみるというのが、平和都市宣言をしたものとしての1つの考え方だというふうに思うんですね。ですから、内容が古くさいと言われれば古くさいんだけれども、まさに今の危機なんですよ。だから、それに対してやはり区民のいろいろな声、いろいろな視点の声があると思いますよ。そういうものを拾っていくという姿勢、これがやはり自治体に必要ではないですか。

◎ 男女共同参画推進担当課長 委員のおっしゃることも、非常に私どもにとっては貴重なご意見だと思います。ただ、昨年の平和のつどいのアンケートの中にも、過去のことではあるんですが、やはり戦争体験というものを風化させてはいけないんだというご意見もございますし、現在の戦争が、どうしても、テレビとかそういうもので見られることによって、どうもゲームだとか非現実的なもののような印象を受けるというのもございますので、過去の戦争の悲惨さを訴えることによって、現在の戦争に対する、何というんですか、恐れといいますか、そういうものを改めて認識していただくということで、こういう構成にしているわけでございます。

◆佐々木浩 委員  別に過去の、これをやめろと言ったわけじゃないですよ。現在、過去、未来、この3つについて、平和について考えるという視点であれば、現在と未来についてのその視点は外せないんじゃないですかということですよ。

◎ 区民生活部長 ご指摘の点、私ども大変悩ましいところでございます。北朝鮮の問題につきましては、もうかなり事実関係が明確になりまして、それに対する評価も、ほぼ国民的な合意の中でできているというふうに言ってよろしいかと思いますけれども、なかなか、こういう問題は政治的ないろいろな要素もあるものも多くございまして、そうしたものに、ご指摘のようないろいろな立場の方を例えばお呼びして討論をしようとか、そういう客観的な形で提示するということは、1つの方法として、そうしたことも含めてこれからいろいろ考えなければいけないなと思いながら、今聞かせていただいていたところでございますが、また同時に、なかなか積極的に区としての主張というものを打って出しにくいというような側面も間々ある部分もございます。
 私どもとしては、従来は、平和都市宣言が「核兵器のなくなることを願い、平和都市を宣言する。」ということでうたっておりますので、核兵器というような問題を中心にしてアピールをしてきたところでございますが、先ほど来申し上げましたように、ご指摘の過去、現在、未来というようなことも見通しながら、いろいろな議論を進める中で、区民の皆さんみんなが平和についてより深く現在の問題として考える状況をどうつくっていくか、これから十分に研究をしていきたいなというふうに思っております。

◆佐々木浩 委員  まさに自分の隣の部屋で今核兵器がつくられるかつくられないかという、そういう課題ですよね。今おっしゃられたように、核兵器というようなことが今回の平和都市宣言の大きなテーマでもありますから、できるだけ客観性を持たせるにはどうしたらいいかというのは悩ましいところだと思いますが、しかしながら、ただ触れない、年表に書いてあるだけだよというような程度の認識では、今わかっている事実だけをきちっと述べ、そして、いろいろな方々を呼んで話をするとかそういう程度のことを逃げて、それで区の危機管理がどうのこうのなんて言ったってだめじゃないですかね。危機管理室の問題ですけれどもね。
 だから、そういうタイムリーな話題って、さっき出ましたけれども、イラクがどうのこうのというよりも、むしろそちらの方のきちっとしたタイムリーなことについて、杉並区の姿勢がどうのこうのという話じゃないですよ、どういうことになっているのか、区民の声はどうなんだろう、そういうふうな気持ちでイベントを開かないと、イベント自体が風化をしつつあるわけでありますから、むしろ、コンサートはコンサートでやってもいいですよ。だけれども、それプラスアルファとして、そういうことをやるということの姿勢が必要なんではないかなということです。

◎区民生活部長 繰り返しになりますけれども、ご指摘の趣旨は本当によくわかります。もっとリアルに現在の状況というのを区民の皆さん方が知り、考え、その中で、それぞれご自分の行動を選択できるような状況をつくっていく、そういった問題提起を進めていくということは大変必要なことだと存じますので、今後とも、どういう形で呼びかけていけるのか、いろいろ研究、検討してまいりたいなというふうに考えております。